京都大学 工学部 地球工学科(岐阜県立関高校出身)
数学に関しては、まずなによりもパターンを知ってもらいます。量をこなしてパターンを身に付けることならば頭の善し悪しにかかわらず誰にでもできます。いわゆるこの段階が基礎固めと言われるもので、具体的には1つの参考書を何周か解いてもらい、そのうえで苦手をつぶしにかかってもらいます。次に応用です。応用とは、僕が思うに、基礎固めで身につけたもののアウトプットを意識的におこなっていくことです。この流れの中で、難関大の問題に対する対処の仕方を身につけてもらいます。次に物理に関しては、量よりも質です。物理とは大学受験の科目において、どれほど量をこなしても結果に結びつくとは限らない最たる例です。物理が得意な人、不得意な人の差とは、おそらく物理の問題を解くに際して、そのイメージを持つことができるかどうかであると、僕は思います。このイメージさえできるようになればどんな大学入試問題にも対処できる力を身に付けられます。なので僕はまず第一に、その瞬間ごとに何が起きているのかをイメージさせるという勉強法を導入したいと思います。