京都大学 理学部 理学科物理科学系(京都教育大学附属高校出身)

私はプロセスの成長を大切にしたいと考えています。予習復習というのは誰もが認める学習プロセスの基本です。しかし、予習復習のバランスや予習方法というのは人によって最適な形は変わります。基礎定着が目標であれば予習では例題を確認し、授業は一緒に解法を確認することに重点を置きます。実戦力upが目標であれば予習から問題を多くこなし、授業時はわからない問題を解説するのに重点を置きます。その他細かいことも含めプロセスをどのように改善するか、模試や成績からフィードバックして考えることが大事だと考えます。もう一つ、難しい問題の教え方として自分なりの武器があります。「こういう問題はこう解く!」という教え方は基礎定着には良いですが、一つの問題で多くの要素が絡む難しい問題には合いません。「答えとして何が求められるのか、それを得るために何が必要なのか」この問いかけを「求められている答え」からさかのぼりながら繰り返し使えば、どんな難問も基礎問題の組み合わせと見ることができます。