京都大学 法学部(西大和学園高校出身 )

ただ単に勉強できる先生が教えるだけでは生徒さんの学力は向上しません。授業時間に限りがある中で、その時間だけ生徒さんが受動的に勉強したってあまり意味がありません。生徒さんに本当に必要な効率の良い(質の高い)勉強方法を伝授し、自ら積極的に反復勉強する(量の多い)モチベーションを維持させることが重要です。
そのためにはお互い生徒さんのどこに伸びしろがあり、何が成長を妨げているのか理解することが必要であり、その手段としてコミュニケーションを双方向にとることが重要だと考えています。また、生徒さんに合った目に見える目標設定とブレない学習スタイルを確立し、貫徹することも重要です。
いろいろな参考書に中途半端に手を出して反復もせずに満足したままではいつまでたっても「勉強したのに点数が…」となるだけです。どの教科においてもブレずに基本を完璧にすることが大事であり、暗記物においても、なぜそれを覚える必要があるのか、何に応用される知識なのか、共通する原理はなにかというところまで考えることで、遠回りしているようで確実に脳に定着した基本知識がどんな応用問題にもつながっていきます。数学の公式も基本さえおさえていれば導けますし、国語や英語も基本的な単語と熟語からなる論理構成能力を試されているだけです。どんな中学、高校、大学の問題も文科省の教科書を超えた範囲の問題は出さず、一見難しい問題も教科書に書いてあることを素直に組み合わせれば解けます。
当たり前だといっておろそかにしがちで、なかなか真剣に取り組んでいる人がいない、最も大事な基本をマスターすれば、中学受験から難関大学二次試験までの道は開けると考えています。