京都大学大学院 工学研究科 高分子化学専攻(東海高校出身)

私が受験生時代に大切にしていたのは「本質を理解する」という点です。テクニックももちろん重要ですが、見慣れない問題などに出会った時に小手先だけのテクニックで乗り越えられますか?そんな時に頼りになるのはどれだけ自分がその分野に関して理解しているかだと思います。真剣に向き合って全力でぶつかれば必ずレスポンスがあります。では、具体的にどうぶつかって行くか。私はこう考えます。学問にはドラマがあります。そのドラマを知れば、その教科に対して少なからず興味が湧いてきます。「あ、この教科面白いかも。もっとドラマがあるんじゃないか。知りたいな。」こんな知的好奇心を持つことができたら、ただの暗記科目だった教科も、苦痛でしかなかった教科も、180度違う視点で捉えられるようになります。そうなれば受験という重苦しくそびえ立つ壁をしなやかに越えられるのではないでしょうか。もちろん、少々のテクニックも役に立つことは間違いないのでドラマの中に織り交ぜながら伝えていって、勉強を通して一緒に成長して行けたらと思います。