京都大学 文学部 社会学科(埼玉県立春日部高校出身)
私は学習指導に関して実績もなければノウハウもありません。しかし、そのことはあまり本質的な問題ではないのではないかと思っています。なぜなら、私が誰かから教えられる立場にあったときに大切だと感じたことが私にはできるからです。そのうちの一つは、教える相手をよく見ることです。何がわからないのか、原因は何か、なぜ勉強したくないのかなど、常に相手に対してアンテナを高く張っていることで、苦手を克服する最短ルートの探索はもちろん、勉強に対する姿勢についても改善していけるヒントが見つかるのではないかと考えています。二つ目は、一緒に何かを学ぶ気持ちがあることです。先生と生徒の関係はともすれば一方通行になりがちですが、一方通行的な気持ちですと上述の相手をよく見ることというのがしづらいと思いますし、なによりせっかくのお互いが学べる機会を最大限生かし切れていないのではないかと思います。「教える機会」は「学べる機会」ですので、一日一日の授業を大切にしたいと考えています。