京都大学 教育学部 教育科学科(逗子開成高校出身)

そもそもなぜ学習しなくてはいけないのか?誰しもがとは言わないが、きっとそういう疑問を抱く生徒はいる。私もそういう疑問を抱きながら、学校で勉強してきた。 自分にはまだまだ、そのような疑問に対する明確な答えを見つけ出せてはいないが、それでも、「学ぶということ」が人を創るという、そのことに対する希望と可能性を信じている。 私が教える立場にいるときは、「学習」ではなく、「学ぶ」という観点から生徒とその場を共有したいと思っている。だからそれゆえに、生徒とともに考えながら、「学ぶ」ことの楽しさをともに味わっていけるような時間を過ごしたいと考えている。 生徒の問いに答えることはとても大切なことである。でも、それに一問一答形式で済ませるようなことだけはしたくないと思っている。そのような考え方を通して、生徒と「学び」を通じた人間的なふれあいを体験することができればと思っている。