京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科 グローバル地域研究専攻(東京学芸大学教育学部附属高校出身)
私の指導に関する考え方は3つあります。すなわち「知識の密輸入」「生活世界と学問世界の交流」「謎の発見」ですが、ここでは字数の関係で最初の二つについて説明致します。「知識の密輸入」とは、すなわち教科を横断した知識の運用です。例えば歴史の学習で地学的知識を応用する(例:太陽の黒点の数で示される活動周期と日本の飢饉の周期との関係)、地理の学習で数学的知識を応用する(例:気温の逓減率の計算)といったことです。勉強は教科ごとの区分に縛られがちですが、それにとらわれずに柔軟に活用することで持っている知識を最大限に活用することができ、また、発想の幅が拡がります。次に「生活世界と学問世界の交流」とは、日常世界と切り離されがちな勉強の世界をうまく身近なものと繋ぎあわせていくことです。自分の勉強していることが実際にはどのように社会で応用されているのかを学ぶということでもあります。こうすることで勉強内容に更なる関心を持つことができます。以上の理念の下、指導を進めて参ります。